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又三郎キーホルダーと外山牧場

 最近の新聞に、私が今月初めの連休に訪ねた場所に関連した記事が、たまたま載っていました。

 一つは、

という朝日新聞の記事です。
 先月に開館した「奥州宇宙遊学館」のマスコットキャラクターである「又三郎」が、意外な人気を呼んでいるとか。
 私も、奥州宇宙遊学館に行った時に、ちゃんとそのかわいいキーホルダーを購入しましたよ!

「又三郎」キーホルダー


 さてもう一つは・・・、

という河北新報の記事です。
 地域活性化を考える地元の人々が、外山御料牧場の研究会を発足させたということで、当時をしのばせる木造平屋の事務所や、自給自足用に植えたとみられるクリの木をアピールする案のほか、場内にあった洋館を復元させて記念館にする構想もあるとのことです。
 もちろんたんなる観光用の開発ではないのでしょう。「当時をしのばせる木造平屋の事務所」や「クリの木」などは、私が訪ねた時にはわからなかったもので、もう一度見に行きたいと、さっそく思ってしまいました。

 ちなみに下の写真は、1904年(明治37年)に出版された『外山御料牧場沿革誌』という本の巻末にある、当時の外山御料牧場の略図を、北が上になるように回転したものです。国立国会図書館のサイトの「近代デジタルライブラリー」では、直接この本を Web で閲覧することができてしまいます。便利なものですね。
(下記画像は、クリックすると拡大表示されます。)

外山御料牧場略図

 下の画像は、上の図のあたりの Google 衛星写真です。「風野又三郎」も、岩手山に向かう際には、途中でこのような景色も目にしたことでしょう。

賢治セミナーを待つ函館

 5月17日(土)~18日(日)に、八戸―青森―函館を舞台に行われる「宮沢賢治地方セミナー08・函館・・・「青森挽歌」と「函館港春夜光景」への旅」の準備を伝える記事が、「北海道新聞」の道南版に載っていました。

 「賢治ファン全国から結集」とは、すごい雰囲気ですね。地元の実行委員会の皆さんが、鋭意準備を進めておられるようで、こういう記事を見ると、本当にどうしても行きたくなってきます。

 何と言っても、「夜の函館散策」が魅力ですが、私はどうしても土曜日はだめなので、行けるとしても日曜日の午前中のプログラムだけになってしまいます。天沢退二郎氏と栗原敦氏の講演だけでも、函館まで聴きに行くかどうか・・・・、
 迷っているところです。

【先人からの伝言】宮沢賢治篇

 少し前に、旭川の石本裕之さんからご連絡があり、朝日新聞札幌支局から取材を受けて、賢治に関する記事が近々紙面に掲載されるとのことでした。
 このたび1月10日付けで、その記事が Web 上でも見られるようになっていました。

 これは、新年企画【先人からの伝言】という連載記事の一環で、今年の7月に「洞爺湖サミット」が開かれることと関連させ、北海道にゆかりのある先人たちを取りあげて、その言葉や人生の軌跡から、現代の北海道への「伝言」を聴こうという試みです。
 今回、その第8回として取りあげられたのが、「宮沢賢治」でした。賢治は、北海道へは旅行で3度訪れただけでしたが、クラーク博士や知里幸恵などと並んで、今回の企画の「先人」の一人の選ばれたのです。背景には、「北海道の賢治」に関する、石本さんたちのこれまでの粘り強い研究やPR活動の成果もあったでしょう。

 記事には、詩「札幌市」や「オホーツク挽歌詩群」の話題、一昨年に廃線となった北見の「ふるさと銀河線」の話題などがあり、美しい写真も掲載されています。

 Web 版の新聞記事は、こちらから見られます。

新聞に登場する「宮沢賢治」

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 2007年が終わったので、また「新聞記事の中に<宮沢賢治>がどのくらい登場したか」ということを調べてみました。
 例によって下のグラフは、「アサヒ・コム・パーフェクト」の検索を用いて、「朝日新聞」の見出しや記事および「週刊朝日」「AERA」において、「宮沢賢治」という語が1年で何回登場したかを調べたものです。

朝日新聞の「宮沢賢治」言及記事数(1985-2007)

 結果、去年の言及記事総数は251で、生誕百年(1996年)をきっかけに増大したプレゼンスが、10年以上たっても持続しています。これはもう「ブーム」というよりも、<宮沢賢治>という存在が、マスコミにとって定番のキャラクターの一つになった感じです。

 例を挙げると、年末年始の「中日新聞」だけをとってみても、宮澤賢治ネタが続けて登場していました。
 まずは、12月30日朝刊のコラム「中日春秋」で、ちょうど7年前の12月30日に起きた「世田谷一家殺害事件」に関連して、「ツェねずみ」が出てきました。
 もう一つは、よくあるパターンですが、その元日版に、温暖化問題のからみで「グスコーブドリの伝記」が取り上げられていました(<地球発熱 第1部・備える> 1 コメ異変)。「温暖化問題取材班」というのが、年末に花巻まで赴いて取材をしたようですね。

 ところで、これは他の作家と比べるとどうなのかと思ったので、これも昨年1年間の記事数について、同様に調べてみました。

2007年朝日新聞における日本の作家言及記事数

 とりあえず思いついた人に関して検索してみたのですが、他にも対象とすべき人はあったでしょうか。
 しかしそれにしても、上位二人が、他にかなり差をつけています。今や「漱石」と「賢治」が、われらが「国民的作家」なんでしょうかね。

 今年の元日の朝日新聞「天声人語」は宮澤賢治の話題でしたが、何かにつけて新聞などで、このように賢治に言及されることが、最近は増えているような気がします。

 「アサヒ・コム・パーフェクト」というサイトからは、過去の朝日新聞、週刊朝日、AERAの記事を、期間を指定して検索できるようになっているので、「宮沢賢治」というキーワードが見出しまたは本文中に含まれている記事が、一年間に何件あったかということを、年ごとに調べてみました。
 これまでも時々やってみていたことですが、2006年末までを含めた最新の結果は、下のグラフのようになりました。

     1985年ー2006年の朝日新聞の「宮沢賢治」言及記事数
1985年-2006年の「宮沢賢治」言及記事数

 1996年の「生誕百年」ブームを境に、「宮沢賢治」は一般によりポピュラーな存在になり、この数年はそのプレゼンスも安定しているというところです。

 しかし去年は、最近の中でもわりあい多かったようですが、これは何の加減でしょうか? 生誕百年とその余波の残る翌年に続いて、史上3位だったようです。

「ヒデリ」論争の報道

 「Kenji Review 344号」に報じられていたり、「イーハトーブセンター掲示板」にも書かれているように、9月23日付け朝日新聞に、「ヒデリ?ヒドリ? 宮沢賢治「雨ニモマケズ」論争再び」という記事が掲載されました。
 この記事を受けて、その話題に触れているブログもいくつかあります。ブログAブログBブログCブログDブログEブログF、など。

 多くの反応は、それなりに面白がっていたり、「なんでこんなことを論争しているのかわからない」というものだったりします。

 さて、いろんな説を主張する人が存在すること自体は当然ですし、私もこのブログであれこれ変なことを書いているので他人のことは言えませんが(笑)、問題は、現在も学界において実質的な「論争」が継続しているかのような誤解を与える報道のされ方ですね。
 記者の「見識」というか、適切な情報を集めて客観的に情勢を判断する能力、というものの問題です。それが新聞記者にないのならば、何も新聞など購読せずにネットだけ見ておればよいことになりますね。

「札幌市」をめぐる新聞記事

 本日の朝日新聞北海道地方版に、「宮沢賢治の詩「札幌市」に新説」と題して、例の「札幌市」の舞台を大通公園の「開拓紀念碑」と比定する、石本裕之さんの紹介記事が掲載されています。
 「賢治ファンの間では、この石碑を訪ねるツアーまで登場した」と、7月の札幌セミナーのことが紹介され、「この説は賢治ファンのホームページなどで紹介され、徐々に浸透」というところには、当サイトのことも含まれているのでしょうね。

 上記の記事へのリンクはいつまで生きているかわかりませんが、見られるうちにぜひ一度ご覧ください。