← 前の記事へ | メインページへ | 次の記事へ →

2014年7月 3日 千原英喜作曲『永訣の朝』初演コンサート

 来たる7月6日(日)に、大阪のシンフォニーホールにおいて、千原英喜氏の新作合唱曲『永訣の朝』の初演が行われます。(下のチラシ画像はクリックすると別窓で拡大表示されます)

豊中混声合唱団第54回定期演奏会

 この『永訣の朝』は、大阪府豊中市を中心に活動している「豊中混声合唱団」が、本年度定期演奏会のために委嘱した作品だということで、上掲チラシ裏には、曲について下記のような説明が付けられています。

■ 永訣の朝
 豊中混声の本年度委嘱初演作品となります。妹トシの死を悼んだ挽歌として、宮澤賢治の作品の中でも取り分け愛されている「永訣の朝」。
 内省的かつ深い悲しみと愛、祈りに満ちた賢治のことばたちは、千原英喜先生の手腕により、全宇宙的な広がりを持つ音作品へと遷移していきます。ひとりでも多くの方にご拝聴いただきたい、ア・カペラによる心の絶唱。名作の誕生にお立ち会いください。

 千原英喜氏と言えばこれまでにも、『混声合唱とピアノのための組曲 雨ニモマケズ』、『児童・女声合唱組曲 ちゃんがちゃがうまこ』、『混声合唱組曲 月天子』「宮沢賢治の最後の手紙」など、賢治のテクストをもとにして、数々の素晴らしい合唱曲を作ってこられました。私たちが一昨年12月に行った「第4回イーハトーブ・プロジェクトin京都」においても、その中から「雨ニモマケズ」を取り上げさせていただきました。
 何と言っても千原氏の合唱曲は、わかりやすく詩情豊かなメロディーやハーモニーと、現代的で斬新な感覚とが、絶妙に調和しているところが魅力です。賢治に対しても非常に造詣が深くていらっしゃって、詩の奥底まで見通すような視線も感じられます。

 そして今回、豊中混声合唱団の委嘱のおかげで、これら千原氏による賢治作品群の一環に、「永訣の朝」も加わることになったというわけです。どんな作品世界が造型されたのか、千原英喜ファンの私としても、今から楽しみです。
 2007年9月の『混声合唱とピアノのための組曲 雨ニモマケズ』の初演の際には、私もたまたま立ち会うことができて感動したのですが、今回も大阪まで聴きに行く予定にしています。

 下記のように、コンサートのプログラムは他にも盛り沢山で、豊中混声合唱団第54回定期演奏会のページから、メールにてチケットの申し込みや問い合わせができるということです。

豊中混声合唱団 第54回定期演奏会
  〜三善晃先生追悼・千原英喜先生委嘱初演〜

日時: 2014年7月6日(日) 午後3時開場 午後4時開演
場所: ザ・シンフォニーホール

プログラム:
■ 童声・混声合唱とピアノのための
  「葉っぱのフレディ」
  (作詞・作曲:三善晃)
■ 混声合唱曲「嫁ぐ娘に」
  (作詞:高田敏子 作曲:三善晃)
■ 「啄木短歌集」
  (作歌:石川啄木 作曲:高田三郎)
■ 「永訣の朝」(2014年度委嘱作品)
    永訣の朝 I
    永訣の朝 II
  (作詩:宮澤賢治 作曲:千原英喜)

 最後にご参考までに、これまで私が VOCALOID 等を用いて、千原英喜氏作曲の賢治作品を演奏したページを、挙げておきます。
 本物の合唱の歌声には比べるべくもありませんが、千原氏の曲がどのようなものか、とりあえず「試聴」していただくことはできるかと思います。

written by hamagaki : カテゴリー「賢治イベント

トラックバック




コメント




コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)



← 前の記事へ | メインページへ | 次の記事へ →