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2007年12月13日 まるめろ

花巻産マルメロ

 花巻でお世話になっている方が、りんごと一緒に「まるめろ」を送ってくださいました。
 この一つの実を机の上に置いておくだけで、家じゅうが爽やかな甘い香りでいっぱいになります。

蛇紋山地に篝をかかげ
ひのきの髪をうちゆすり
まるめろの匂のそらに
あたらしい星雲を燃せ
   dah-dah-sko-dah-dah
                               (「原体剣舞連」)

栗の梢のモザイツクと
鉄葉細工(ぶりきざいく)のやなぎの葉
水のそばでは堅い黄いろなまるめろが
枝も裂けるまで実つてゐる
                               (「火薬と紙幣」)

けさはじつにはじめての凛々しい氷霧だつたから
みんなはまるめろやなにかまで出して歓迎した
                               (「イーハトブの氷霧」)

青じろいそばの花から
蜂が終りの蜜を運べば
まるめろの香とめぐるい風に
江釣子森の脚から半里
雨つぶ落ちる萓野の岸で
上鍋倉の年よりたちが
けさ集って待ってゐる
                               (「」)



written by hamagaki : カテゴリー「雑記

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コメント



初めて、見ました。
「あるんだ。」
「あるよ。」と、にらまれそう。
ドラマの「HERO」みたい。

「マルメロジャムをひとすくい」田渕由美子・著の少女マンガが、子どもの頃、好きだったんです。
でも、マルメロが造語だと思っていました。
他に、目にすることも、聞くこともない言葉だったのです。

HAMAGAKIさん、すご〜い。

いい香りが、漂ってきそうで、楽しい〜。

投稿者 雲 : 2007年12月14日 11:37

まるめろはかりんの一種として歌の題材として
かなり使えますね^^

それにしてもまるめろっていい香りがするんですね〜
食べるとおいしいのかな?

投稿者 バッテリー : 2007年12月15日 07:29

 バッテリー様、コメントありがとうございました。
 少し前にコメントをいただきながら、なぜかスパムフィルタに引っかかってしまっていたために、これまでちゃんと表示されていませんでした。本当に失礼いたしました。

 さて、「まるめろ」は、今回私もはじめて実物を手にしたところで、恥ずかしながらまだ食べたことはありません。Wikipedia によると、「果実は芳香があるが強い酸味があり、硬い繊維質と石細胞のため生食はできないが、カリン酒とほぼ同じ分量で果実酒が作れる」ということです。また、ゼリーや砂糖漬け、ジャムなどにもして食べるということで、「マーマレード」の語源がこのマルメロであるという説も、目にしました。
 結局のところ、「生食」には適さないわけですね。

 しかし、その香りは、ほんとうに素晴らしいものでした。

 この写真から、匂いもお届けできればよいのですが・・・。

投稿者 hamagaki : 2007年12月18日 02:52

「まるめろ」の匂いが、届くと、うれしいですわ。

投稿者 雲 : 2007年12月19日 00:30


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