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2007年12月27日 NHK「我が友 宮沢賢治」

 NHK甲府放送局が制作し、11月9日および22日に放送された「我が友 宮沢賢治」という番組のビデオを、韮崎の向山さんが送って下さっていましたが、今日はあらためて動画をパソコンに取り込んで、ゆっくりと見ることができました。
 演劇部に所属する現代の女子高校生が、たまたま賢治の作品を取り上げることをきっかけにして、地元出身の「保阪嘉内」という青年が賢治と深い親友であったことを知り、二人の友情について考えていく・・・というような構成です。

 最初は、「保阪嘉内って誰?」というところから出発した高校生たちが、賢治と嘉内の友情とその結末について、現代の自分たちにも引き寄せつつ、真摯に語り合う姿が、初々しくも好感が持てました。
 賢治が嘉内あての書簡に「南無妙法蓮華経」などと執拗に書いて、これでもかとしつこく信仰を迫るところなど、今の高校生が違和感を感じるのも無理もないと思いますが、「宮沢賢治が暑苦しすぎる」「空気が読めてない」「そう、KY(笑)」「KY、KY(笑)」という意見がある一方で、ここまで一途で熱いところに憧れる、という子もいました。

 あと、何と言ってもこの番組の見どころは、主人公の子がちょっとしたけがをした時に、かの保阪庸夫さんが、医師として登場されるところです。

 保阪庸夫さんの演技もなかなか味があって見事で、2回目の診察の後には、自分が嘉内の息子であることを明かし、主人公を生家に案内するのです。そして、嘉内の生きた時代背景や当時の若者の青春について、縁側で語ってきかせるのでした。
 この、幾世代かを越えた対話の部分が、番組の白眉と感じられました。

 素朴な番組ですが、賢治ファンとしてはぜひもう一度、こんどは全国放送をしてほしいところです。

written by hamagaki : カテゴリー「伝記的事項」「賢治情報

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コメント



貴重な資料を、どうも、ありがとうございます。

全国放送になると、わたしも、観れるので、良いですね。

でも、地元の味わいが、ちゃんと、伝わるか、ちょっと、心配です。

世代を超えて、語り合えて、いいですね。
やはり、ちゃんと、話さないと。
媒体が変わっても。

なかなか、心とは、開きにくい部分もありますが。

熱くもなく、空気も読めず、苦労しております。
自分だけ。

周りからは、そう見えないらしいけど。
空気が読めないのも、天然、ということで、片付けられたり、未だに、家族からは、怒られたりです。(笑)

投稿者 雲 : 2007年12月28日 15:15


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