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2007年3月18日 こんにゃく座「ぼくたちのオペラハウス」

 こんにゃく座の『ぼくたちのオペラハウス』というCDは、彼らがふだんから定番として歌っている「ソング」を集めた楽しい曲集です。

ぼくたちのオペラハウス  ぼくたちのオペラハウス
 オペラシアターこんにゃく座, 中田有, 橋爪恵一

 フォンテック 1996-07-25
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 ぜんぶで24曲が収録されていますが、宮澤賢治の詩にいずれも林光が作曲した「岩手軽便鉄道の一月」「序詞(「注文の多い料理店」序)」「海だべがど(高原)」、それから「星めぐりの歌」の林光編曲版が入っています。

 収録曲の中で、これは賢治とは関係ないのですが、ブレヒトの詩に萩京子さんが曲を付けた、「暗い柳の木立のかげ」という歌がとても素敵だったので、思わず手もとの VOCALOID に歌わせてみました。

「暗い柳の木立のかげ」(MP3: 1.72MB)

暗い柳の木立のかげ
               詩:ベルトルト・ブレヒト
               曲:萩 京子
暗い柳の木立のかげ
風は音楽をかなでる、
母親が呼ぶので
むすめは急がせる…

空には雲がながれ
音楽を風は演奏――
もう暗くなったので
むすめはめくらめっぽう。

草のしとねは寒いし
そのうえ濡れてる
だから柳の幹にもたれて
むすめは身をゆだねる。

柳に風が吹くうちにいつか
赤い新月がのぼって――
もう川を流れくだっている
むすめは、身ごもって。


 萩京子さんのコメントによれば、「歌詞が強烈な分、メロディーをやわらかく、という意図もある」ということです。珠玉のような美しいメロディーです。
 「赤い新月」が象徴するのは、「血」と「新しい生命」でしょうか。

written by hamagaki : カテゴリー「賢治情報

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