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2002年10月14日 福岡(2)


 ホテルの窓から見た、朝の福岡の街です。

 朝食をすませると、博多駅から鹿児島本線下りに乗り、普通電車をコトコトと乗り継いで、 久留米の少し先の西牟田という小さな駅で降りました。駅長さんに「筑後工藝館」の場所を尋ねると、地図まで書いて教えて下さいました。
 駅から20分ほど歩くと、書いてもらった地図のとおり、「筑後工藝館」がありました。ここは、 手づくりの木工品や陶芸などを展示してあるところですが、ある情報によると、ここに 「雨ニモマケズ」の木碑があるというのです。

 工藝館に入って、ご主人に賢治の碑のようなものがありますかと尋ねると、しばらく考えて、いやそんなものはありません、 とのお答えです。はるばるやって来たので、ちょっとショックを受けかけていたのですが、種田山頭火の句碑なら裏にあります、 とのことでしたので、ではそれだけでも、と裏庭に案内していただいて句碑を拝見しました。で、ふと脇の方に目をやると、「雨ニモマケズ」 の全文を書いた木の看板のようなものが立っているではありませんか。
 あ、これだと思います、と言うと、ご主人は、あ、これのことでしたか、ということでした。イメージしていたものとは少し違いましたが、 京都から来たことが徒労には終わらず、ちゃんと写真に収めることができました。
 なぜここに「雨ニモマケズ」があるのですかとご主人に尋ねると、工藝館の一角に萱ぶきの小屋があるので、「野原ノ松ノ林ノ蔭ノ/ 小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ…」という一節にちなんで、これを立てたということです。

 ご主人にお礼を言って筑後工藝館をあとにして、また西牟田から普通電車に乗りました。ちょうどお昼になったので、 久留米で途中下車して、「大砲ラーメン」 というお店でラーメンを食べました。もちろん久留米もスープは豚骨で、麺はやはり「かんすい」が少なめですが、博多のよりはやや太めでした。

 夕暮れの京都に戻ると少し疲れましたが、まあ秋晴れのよい連休だったと思います。

written by hamagaki : カテゴリー「賢治紀行

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